新しい年の空気は、どこか澄んでいて、
香りもいつもより静かに感じられます。
年が明けて最初に火を入れたのは、
やわらかな甘さが余韻に残る一片の伽羅でした。
火を近づけると、
冬の冷たい空気の中にふわりと温かさがひろがり、
心の奥まですっと通るような香りが立ちのぼります。
「今年もこの香りから始めたい」
そんな気持ちにさせてくれる、穏やかな一瞬でした。
香りは、心の調子をそっと映す鏡のようなもの。
一年のはじまりに焚く香りが、
その年をどんな気持ちで過ごしたいかを
自然と教えてくれる気がします。
皆さまにとって、
2019年が静かで、温かく、実り多き一年になりますように。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。