冬の浅草と、年末のご挨拶

年の瀬を迎えた浅草は、
例年のような賑わいが戻ることはなく、
静かに冬の空気が流れていました。

外国からの観光客はほとんどおらず、
仲見世通りを歩く人影もまばらで、
どこか時間がゆっくりと進んでいるような、
そんな年末でした。

それでも——
灯りを消さずに店を開ける店主たちの姿に、
“小さな希望のような温かさ” を感じます。
浅草が好きで訪れてくださる方々もいて、
静かな分だけ、一人ひとりとの時間が
より丁寧で深いものになりました。

香りを求めて来てくださる皆さまに、
心より感謝申し上げます。

本年も、ほんの少しでも
皆さまの心が安らぐ瞬間を
香りを通してお届けできていたなら幸いです。

どうか穏やかな年末をお過ごしください。
来る年が皆さまにとって
あたたかく、健やかな一年となりますように。

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